2018-12-07
歌でつなぐ憲法の話ー憲法に託された夢と希求
2019年1月14日(祝)、『歌でつなぐ憲法の話-第1集-』リリース記念、『新しい表現活動と法』、『教職のための憲法』出版記念公演を行います。
今回は、ゲストスピーカーに東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんを迎えることができました。音楽的にも、ギターを加えてパワーアップした「歌でつなぐ憲法の話」に、ぜひお越しください。
今回は、ゲストスピーカーに東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんを迎えることができました。音楽的にも、ギターを加えてパワーアップした「歌でつなぐ憲法の話」に、ぜひお越しください。
憲法は、文化の力の中で発展し受容されてきました。人々が残した歌や文学・演劇・映画などの中に、憲法の言葉と響き合う社会背景や希求を読み取り、憲法の精神に近づいてみたいと思います。 たとえば、アメイジング・グレイス。これは、18世紀末に元奴隷船の船長だった人物が自分の過去を悔いて作った歌詞を賛美歌に載せたもので、奴隷制廃止運動のシンボル・ソングとして歌い継がれていきました。当時、奴隷制と奴隷貿易は莫大な利益を生み出す産業となっていたため、これをなくすことは困難を極めることでした。そんな中で18世紀末から19世紀初頭、この歌とともに大量の署名が集められました。女性にはまだ参政権がなかった時代、女性たちが歌と署名運動という形で大きな力を発揮したのでした。
人間の隷属化が起きない社会を作るという課題は、終わることのない課題です。日本国憲法18条に「奴隷的拘束」という言葉があるのは、こうした世界の尽力と歩みを共にすることの表明と言えます。 私たちが、次の世代を担う人々に「ごめんね」と心の中で呟きながらその夢に蓋をするような社会は、自由な社会とは程遠いものです。自分自身が自由であろうと望むことは、次の世代への《責任》でもあります。 私たちが手にしている権利は「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」(憲法97条)です。それぞれの権利が、それを必要とする人々が声を上げることで、少しずつ実現へと近づいてきました。その「声」が、歌や文学作品の中に見え隠れしているのを発見することがあります。そんな発見を、このようなライブ&トークを通じてお伝えしていきたいと思っています。
○日時:2019年1月14日(祝) 16:30開場 17:00開演
○会場:新宿区角筈区民ホール
○チケット:前売り¥1,500 当日¥2,000
○会場:新宿区角筈区民ホール
○チケット:前売り¥1,500 当日¥2,000
主催:歌でつなぐ憲法の話実行委員会(utaken@yokoshida.net)
※前売り券をご希望の方は、以下の前売り券予約フォームをご利用ください。
タグ: 志田陽子
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